トップ › ガイド › 種類と点灯方式
蛍光灯の種類と点灯方式
蛍光灯えらびで失敗しないコツは、「形状」と「点灯方式」を分けて考えることです。同じ形でも、点灯方式が合わないランプは正しく点灯しません。
形状は4つに大別できます
| 形状 | 型番の頭文字 | 主な使われ方 |
| 直管形(まっすぐな管) | FL・FLR・FHF | オフィス・キッチン・洗面所・ベースライト |
| 丸形(環形) | FCL・FHC・FHD | 住宅のシーリングライト・ペンダント |
| コンパクト形(折りまげた管) | FPL・FDL・FML・FHT・FHP など | ダウンライト・施設照明 |
| 電球形(電球の口金つき) | EFA・EFD など | 白熱電球の代わりとして(E26・E17口金) |
※型番の代表的な読み方は「型番の読み方」をどうぞ。
点灯方式は3つ — ここがいちばん重要
蛍光灯は、器具側の回路(安定器)とランプの組み合わせで点灯します。方式が合わないと、点かない・ちらつく・寿命が縮むなどの原因になります。
1. グロースタータ式(スタータ形)
- 対応ランプ: FL(直管)・FCL(丸形)
- 「点灯管(グロー球)」がついているのが目印。スイッチを入れてから一呼吸おいて点灯します。
- 点灯管は消耗品です。交換時期や対応品は、器具・点灯管の取扱説明書に従ってください。
2. ラピッドスタート式
- 対応ランプ: FLR(直管)
- 点灯管なしで、スイッチを入れるとすぐ点灯します。オフィスや店舗の40W級ベースライトで広く使われてきました。
- FLRランプが必要です。FL(スタータ形)を取り付けても正常に点灯しない場合があります。
3. インバータ式(高周波点灯・Hf)
- 対応ランプ: FHF(直管)・FHC(丸形)・FHP(コンパクト)などの高周波点灯専用形
- 電子回路で高周波点灯させる方式。ちらつきが少なく、効率が高いのが特長です。
- Hf専用器具にはHf専用ランプを使います。器具によっては一般ランプも点灯できる設計がありますが、必ず器具の表示・取扱説明書にしたがってください。
見分け方のヒント
- 最優先は、器具の銘板(反射板の裏やソケット付近など)にある「適合ランプ」表示・点灯方式・器具型番と、器具の取扱説明書です。
- 点灯管(小さな円筒形の部品)の有無や、現在のランプの型番は見分ける手がかりになります。ただし、以前に不適合なランプが取り付けられている可能性があるため、現在のランプだけでは適合を証明できません。
- 外観や「すぐ点灯するか」だけでは点灯方式を確定できません。銘板が読めない・説明書が見つからない場合は、器具メーカーまたは電気工事店に確認してください。
「同じサイズなら差し替えOK」ではありません
たとえば40形の直管には FL40・FLR40・FHF32(Hf器具用)などがあり、長さが同じでも点灯方式が異なります。選定の基準は器具の「適合ランプ」表示と取扱説明書です。現在取り付けられているランプと同じ形式・サイズであっても、それだけで適合とは判定しません。あかりヨミでは、型番を入力すると形式の読み解きと公式確認ずみの仕様を表示します。
→ 型番をしらべる(トップページへ)
安全のための3つの基本
- ランプ交換のまえに壁スイッチを切るか、取扱説明書で指定された方法で電源を遮断し、ランプと器具が十分に冷めるまで待ちます。リモコンの「消灯」だけを電源遮断の代わりにしないでください。
- 点灯しない・ちらつく・こげたにおいがする場合は、ランプではなく器具(安定器)の劣化が原因のことがあります。設置から10年を超えた器具は点検・交換をご検討ください。
- 器具の改造・配線の変更は電気工事士の資格が必要です。ご自身で行わないでください。
← ガイド一覧へもどる