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蛍光灯からLEDへの交換ガイド
蛍光灯の製造終了が近づくなか、切りかえの方法を4つに分け、それぞれの特徴と注意点を安全最優先で整理します。
あかりヨミの基本方針
第一のおすすめは器具ごとのLED照明器具への交換です。ランプのみの交換は、メーカー公式の適合・点灯方式・取扱説明書・工事条件がすべて確認できた場合のみの選択肢です。
選択肢1: 器具ごとLED照明に交換する(おすすめ)
- 蛍光灯器具は安定器・ソケット・配線なども経年劣化します。JLMAは一般的な使用条件で適正交換時期を8~10年、耐用の限度を15年としています。ランプだけLEDにしても器具側の劣化は解消されません。
- 住宅のシーリングライトは、引掛シーリング対応のLED器具なら工事不要で自分で交換できる場合が多くあります(器具の取付方式をご確認ください)。
- 直付けのベースライト・ダウンライトの交換は電気工事士による工事が必要です。電気工事店にご相談ください。
選択肢2: バイパス工事をして直管LEDランプに交換する
- 既存器具の安定器を切り離し、配線をつなぎかえてLED専用の給電方式にする工事です(通称「バイパス工事」)。電気工事士の資格が必要で、DIYでは行えません。
- 器具の外観を保ったまま安定器を回路から外せるため、施設などで広く採用されています。
- 工事方式(両側給電・片側給電など)とランプの仕様が一致している必要があります。施工は必ず電気工事店に依頼してください。
選択肢3: 既存安定器に対応するLEDランプ — 慎重に
- ラピッドスタート式やインバータ式など、指定された既存安定器との組み合わせで使用する製品があります。対応方式だけでなく、ランプメーカーの適合器具・安定器一覧との一致が必要です。
- ランプメーカーが公表している適合表に、お使いの器具型番または安定器型番が載っていることを確認してください。方式が同じだけでは適合とは判定できません。
- 安定器は器具内に残るため、器具の経年劣化は解消されません。設置から10年を超える器具では、器具ごとLED照明へ交換する方法を第一に検討してください。
選択肢4: 点灯管を外して使うスタータ式対応LEDランプ
- グロースタータ式器具向けには、製品の取扱説明書で点灯管(グロー球)を外してから取り付けるよう指定されるLEDランプがあります。
- 点灯管を外すことと、安定器を配線から切り離す「バイパス工事」は別です。点灯管を外しただけで安定器が撤去・無効化されたとは限りません。
- 点灯管を外す指示はすべてのLEDランプに共通ではありません。必ず、そのLEDランプと器具の取扱説明書に従ってください。器具内の配線は触らないでください。
「工事不要」は共通の仕組みを表す言葉ではありません
製品により、既存安定器を利用するもの、点灯管を外して使うものなど条件が異なります。「差し込めた」「点灯した」だけでは安全な適合確認になりません。器具の点灯方式・銘板・ランプの適合表・取扱説明書をすべて確認し、不明なら取り付けずにメーカーまたは電気工事店へ相談してください。
あかりヨミの型番ページでは、メーカー公式の適合表掲載が確認できた場合のみ「確認」と表示します。確認できない場合は「判定できません」です。掲載がないことは「使えない」と断定するものではありませんが、自己判断での取り付けはおすすめしません。
→ お手元の型番の適合情報をしらべる
切りかえ前のチェックリスト
- 器具の設置年を確認する(器具ラベルに製造年の記載があります)。10年を超える器具は、外観が正常でも器具ごと交換を第一に検討。
- いまのランプの型番・形式(FL/FLR/FHF…)・サイズ・光色を控える。
- 賃貸住宅の場合、備え付け器具の交換・工事は大家さん・管理会社に相談してから。
- まとまった台数の入れ替えは、自治体・国の省エネ補助金の対象になることがあります(時期・地域によります)。
LEDに切りかえるメリット
- 省エネ: 一般に蛍光灯器具からLED器具への交換で消費電力を大きく下げられます。
- 長寿命: LED製品には定格寿命40,000時間などと表示される例がありますが、これは製品ごとに定められた条件での目安で、照明器具全体がその時間まで故障しない保証ではありません。
- 安心: 製造終了後の「交換ランプ探し」から解放されます。水銀も含みません。
※具体的な省エネ効果・定格寿命の定義は製品により異なります。各メーカーのカタログ・取扱説明書をご確認ください。JLMAも、照明器具の寿命は使用環境に左右され、一律に40,000時間とはいえないと案内しています。
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